男子7人制日本代表のライバル揃った! 3月末にコアチーム昇格決定戦
3月末の香港セブンズで行われる、セブンズワールドシリーズ「コアチーム昇格決定戦」の参加国・地域が決定した。男子7人制日本代表を含む、各地区予選を勝ち抜いた計12チーム。アジアランキング2位の香港も参戦し、イタリア、ロシア(欧州)、アメリカ領サモア、クック諸島(オセアニア)、バルバドス、トリニダード・トバゴ(北米・カリブ)、チュニジア、ジンバブエ(アフリカ)、そして先週末の南米予選ではチリとウルグアイが出場権を獲得した。
このなかで、来季コアチームに昇格できるのは1チームのみ。コアチームのステータスを得れば、世界トップ15の強豪とともに半年以上にわたる世界サーキット「HSBC セブンズワールドシリーズ」にフル参戦できる。
オリンピック出場やメダル獲得を狙ううえで、ワールドシリーズ参戦は最高の強化策となる。日本は、15人制代表でも輝きを見せる福岡堅樹(筑波大2年)と藤田慶和(早稲田大2年)が今月の男子セブンズシニアアカデミーに参加するなど新たな流れが出てきており、最強メンバーでコアチーム昇格を狙いに行くはずだ。香港セブンズの一週間前には東京セブンズが秩父宮ラグビー場で開催されるため、7人制ジャパンは勢いをつけたい。
なお香港セブンズでは、昇格決定戦とは別に、現コアチームによる今季セブンズワールドシリーズの第7ラウンドが行われる。今年はホストチームの香港代表が昇格決定戦に臨むため、昨年のアジアセブンズシリーズで3位だったスリランカが世界最高峰の戦いに挑むことになった。
ちなみに現在のコアチームは、ニュージーランド、南アフリカ、フィジー、イングランド、オーストラリア、アルゼンチン、ケニア、サモア、ウエールズ、フランス、ポルトガル、スコットランド、カナダ、アメリカ、スペイン。このなかで、2013−2014シーズンの総合ランキングが最下位だったチームは、コアグループから降格となる。