国内 2014.01.18

ヤマハ 最終戦惜敗でプレーオフ進出絶望的… 神戸製鋼×東芝の結果待つ

ヤマハ 最終戦惜敗でプレーオフ進出絶望的… 神戸製鋼×東芝の結果待つ

 ジャパンラグビートップリーグは18日、レギュラーシーズン最終節の4試合が行われ、上位4チームによるプレーオフ進出を目指すヤマハ発動機は19−22でサントリーに敗れた。しかしながら、7点差以内の敗戦のためボーナスポイント1点を獲得し、総勝点数は暫定4位・神戸製鋼の「19」に並んだ。神戸製鋼はあと1試合あるため、ヤマハは厳しい立場となったが、19日に東芝と対戦する神戸製鋼が総勝点を伸ばせず37点差以上で敗れれば、得失点差で逆転という、わずかな希望をのこした。
 ヤマハの敗戦により、東芝(現在総勝点21)の4位以上が確定。首位のパナソニックと2位サントリーに続き、東芝もプレーオフ進出が決定した。

 前王者のサントリーに挑んだヤマハ。0−13とリードされて前半を終えたが、後半6分、ゴール前ラインアウトからモールで押し込み、コンバージョンキックも決まって7点を返す。直後、リスタートのキックオフレシーブからFWが奮闘してハーフウェイまで前進し、展開からCTBマレ・サウが突破、他のバックスがサポートして左サイドを細かくつなぎ、FB五郎丸歩がインゴール左隅に飛び込んだ。五郎丸はブーツで2点を追加し、ヤマハが逆転する。
 その後、サントリーにペナルティゴール(PG)を2本決められ再び追う立場となったヤマハだが、後半35分、ラインアウトからモールで押し込み同点(ゴールキック失敗)。
 互いに譲らず、ロスタイム。ヤマハはWTBシアレ・ピウタウのビッグゲインで敵陣22メートルラインに迫り、SO曽我部佳憲がスペースがあった右前方にキックを放って外にいたランナーを走らせたが、ボールを確保したのは相手のWTB塚本健太だった。サントリーの11番をつけたルーキーはカウンターアタックで次々とディフェンダーをかわし独走、ゴールライン目前でヤマハのWTB徐吉嶺に捕まったものの、PGチャンスを獲得。最後は、トップリーグ30人目となるリーグ戦通算100試合出場となったサントリーのCTBニコラスライアンがきっちりポスト間にボールを通し、ノーサイドの笛が鳴った。

 ヤマハも気になる神戸製鋼×東芝の大一番は19日、兵庫・ノエビアスタジアム神戸で13時キックオフ。

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