ストーマーズで苦しんだ元南ア最優秀新人ＳＯ　古巣ライオンズで復活期す！

（エルトン・ヤンチース）

　サザン・キングスとの入替戦に勝ち、スーパーラグビー復帰を決めたライオンズ（南アフリカ）に、23歳の若き司令塔エルトン・ヤンチースが帰ってくる。彼の代理人が18日、地元メディアに対し、ライオンズと新たな2年契約で合意に達したことを明らかにした。
　ライオンズがスーパーラグビーから降格していた2013年、南アフリカ代表キャップホルダーのヤンチースはライオンズの保有選手でありながら、ローン移籍という形で国内ライバルチームのストーマーズでプレーしていた。2010年に南ア最優秀新人賞を受賞したSOは、強豪ストーマーズへの完全移籍も噂されたが、新天地ではゲームスタイルに適応できず、伸び悩んだ。
　彼の代理人いわく、「ヤンチースは、『ジョハネスバーグ（ライオンズの本拠地）にいた頃の方が自分はベストラグビーをしていた』と感じていた」ようで、心機一転、古巣で全盛期の輝きを取り戻す。
　かつてプリンスといわれた男。復活すれば、2015年ワールドカップの南ア代表スコッド入りも十分に考えられる。
　また、今年はブルズでプレーしていたCTBライオネル・マポーと、シャークスにローン移籍していたLOフランコ・ファンデルメルヴァも、来季はライオンズに復帰することが決まった。