海外
2013.09.06
アシスタントレフリーを殴った少年に、15年間の試合出場禁止処分
先週末にシドニーで行われたアマチュアクラブラグビーの試合で、19歳の選手がアシスタントレフリーを殴り、15年間の試合出場禁止処分を下されたことが明らかになった。9月5日、『ザ・テレグラフ』紙などオーストラリアの複数メディアが報じた。
8月31日に行われたローカル大会の準決勝終盤、勝敗を左右するインゴールでの微妙な判定で、相手チームにトライを与えるようレフリーに助言したアシスタントレフリーに対し、その選手は激怒。目撃者の証言によれば、コンバージョンキックをジャッジするためゴールポストへ向かっていたアシスタントレフリーに近づき、5発ほど殴ったという。
管轄組織のニューサウスウェールズ・サバーバン・ラグビー協会は、暴力行為に対しては強いスタンスで臨むと声明を発表。行動規律違反で厳しい有罪判決を下されたその少年は、彼が34歳になる2029年まで、試合でプレーすることも、何らかの形でピッチ内に立ち入ることもできない。
一度の愚行で、彼の若き日のラグビー人生は終わった。