海外
2013.08.23
田中史朗が歴史的勝利に貢献 オタゴが56年ぶりにランファリーシールド獲得
歴史的一枚。NZラグビー界の権威ある盾「ランファリーシールド」を手にし、笑顔を見せるオタゴの田中史朗 (写真:PHOTOSPORT)
日本代表のSH田中史朗が所属するオタゴが、ニュージーランドで100年以上の歴史を持つ権威ある盾、「ランファリーシールド」を56年ぶりに奪取した。このタイトルを手にすることは、国内最高峰リーグ(ITMカップ)優勝に劣らぬほど、価値が高い。
オタゴは8月23日にハミルトンで、5度目の防衛を狙ったタイトルホルダーのワイカトに挑戦し、26−19で勝利。10点リードを追いつかれたものの、19−19で迎えた後半の64分、ゴール前スクラムからチャンスを拡げ、一度はボールがこぼれたが、バックローで途中出場のTJイオアネがすばやく拾って決勝トライを挙げた。
田中はフル出場。SOヘイデン・パーカーとのコンビネーションもよく、テンポのよい配球で攻撃にリズムを生み出し、勝利に貢献した。オタゴは出足鋭いディフェンスが最後まで続き、ブレイクダウンでの奮闘も光り、1957年以来となるランファリーシールド獲得となった。
栄誉ある盾を手にしたオタゴは、9月1日に地元ダニーデンでホークスベイの挑戦を受ける。