仏トゥーロンが元ＮＺ代表アリ・ウィリアムズ獲得　Ｂボタと夢のコンビ実現へ

　昨季初めてヨーロッパチャンピオンとなったトゥーロン（フランス）は９日、ニュージーランド代表として77キャップを持つLOアリ・ウィリアムズと１年契約を結んだと発表した。イングランド代表復帰を目指すために母国へ戻ることを決意した、LOニック・ケネディの代役として活躍が期待される。トゥーロンには、テストマッチで激しくやり合った元南アフリカ代表のLOバッキース・ボタがおり、気性の荒いハードマン２人がセカンドローで“夢のコンビ”を組む。

　資金力が豊富なトゥーロンには、WTBブライアン・ハバナ（南アフリカ代表）、WTBドリュー・ミッチェル（オーストラリア代表）、PRマルティン・カストロジョヴァンニ（イタリア代表）などの世界的スターも新加入することが決まっており、ラグビー専門サイトの『PLANET RUGBY』によれば、スコッドのうち約45％を外国出身選手で占めている。

　32歳のアリ・ウィリアムズは今年５月、オールブラックスからの引退を発表。その後もブルーズの主将として奮闘したが、目標だったスーパーラグビーのプレーオフ進出を逃した。13日の最終戦（対チーフス）でオークランドのファンに別れを告げる。

アリ・ウィリアムズ