各国代表 2013.06.19

ジャパンの勢いは止まらない! PNC首位のカナダに逆転勝ち

ジャパンの勢いは止まらない! PNC首位のカナダに逆転勝ち

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雨の中の白熱戦。力走する日本代表CTBマレ・サウ
(撮影:BBM)

 

 

 ウエールズ代表を倒した激闘から中3日。エディー・ジョーンズ ヘッドコーチ率いる日本代表は6月19日、愛知・瑞穂公園ラグビー場で「IRB パシフィック・ネーションズカップ 2013」(PNC)の第3戦としてカナダ代表と対戦し、16−13で逆転勝ちした。

 雨の中の戦い。PNC初参戦で優勝に王手をかけていたカナダが、ペナルティゴール(PG)で先制した。互いにボールコントロールに苦しみ、前半を0−3で終えた。
 後半5分にPGで追いついた日本は、その6分後にFB五郎丸歩(ヤマハ発動機)が再びゴールキックを決め、逆転。
 しかし、その直後のキックオフレシーブをジャパンは失敗し、カナ
ダが攻めに転じる。7番と12番の連係で壁に穴を開けると、9番の突破から13番へとボールはつながり、CTBキアラン・ハーンがインゴールに飛び込んだ。
 ワールドカップ史において、2007年と2011年の2大会連続で引き分けた因縁の相手を、ホームで倒したい日本。勝利への執念を燃やし、チャンスをものにしたのは後半22分だった。18フェーズを重ねて攻め上がり、CTBマレ・サウ(ヤマハ発動機)が鋭いステップワークで22メートル内に侵入、オフロードパスをFB五郎丸がトライに結びつけ、再びリードを奪った。ゴール決まり13−10。
 その後、カナダにPGで同点とされたが、32分にジャパンの15番はこの日5本目のプレースキックを確実に決め、これが決勝点となった。

 日本代表は今季PNC初勝利で、1勝2敗(勝点4)となった。23日に東京・秩父宮ラグビー場で行われる最終戦では、アメリカ代表と激突する。
 一方のカナダ代表は3勝1敗(勝点13)で全日程終了。現在首位だが、1試合を残して勝点11のフィジー代表と勝点10のトンガ代表にも優勝のチャンスは残っており、栄冠の行方は、23日のフィジー対トンガ戦(秩父宮)で決まる。

 

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