ＰＮＣ初参戦のアメリカ２連敗　トンガが逆転Ｖへ望みつなぐ

　パシフィック・ネーションズカップ（ＰＮＣ）に今年から参戦している世界ランキング17位のアメリカ代表は、地元カリフォルニア州カーソンで現地時間14日にトンガ代表と対戦し、９−18で敗れた。

　主将のFLニリ・ラトゥ（NEC）を中心にまとまる世界ランク12位のトンガ代表がフィジカルバトルで優位に立ち、敵陣でゲームをコントロール。NO８トッド・クレバー（NTTコミュニケーションズ）率いるアメリカ代表は粘り強い守りで奮闘したが、突破力あるCTBシオネ・ピウカラが２トライを挙げ、南海の男たちが接戦をものにした。

　トンガ代表はこれで２勝１敗（勝点10）となり２位に浮上。首位に立つカナダ代表（３勝０敗＝勝点12）との差も縮まり、逆転優勝へ向け、今月23日に東京・秩父宮ラグビー場でフィジー代表と対戦する。一方のアメリカ代表は、開幕戦でカナダ代表に敗れており０勝２敗（勝点１）。19日のフィジー代表戦（愛知・瑞穂公園ラグビー場）と23日の日本代表戦（秩父宮）で初勝利を狙う。