スーパーラグビー２度目先発で勝利貢献の田中史朗　地元紙が最高点評価

（写真：BBM）

　６月１日のブルーズ戦で、スーパーラグビー２度目の先発出場を果たしたハイランダーズのSH田中史朗。後半13分まで奮闘し、今季２勝目（38−28）と、「ゴードン・ハンター・メモリアル・トロフィー」保持に貢献した。
　地元新聞の『オタゴ・デイリー・タイムズ』は10点満点で採点し、２トライを挙げたFBベン・スミスや、主将のHOアンドリュー・ホア、司令塔コリン・スレイドと同じく、田中にも最高点の８点をつけた。速く巧みなパス、いくつかの優れたキック、有効な攻撃とディフェンス、すべてをやってのけたと高評価。同じポジションにはニュージーランド代表のアーロン・スミスがいるためリザーブとしての起用が多い田中だが、負けが多いチームに「大きな違い（変化）を生み出すことができる選手のひとりだ」と同紙は称賛している。
　ウインドウマンスに入り、スーパーラグビーはニュージーランド勢と南アフリカ勢が一足先に中断（オーストラリア勢は次週も試合あり）。田中は３日に一時帰国する予定で、神戸で日本代表に合流し、８日と15日に行われるウエールズ代表とのテストマッチに備える。