セブンズ 2013.03.31

東京セブンズで「地面」を這った大島  「ジャージィの重み、ありました」

東京セブンズで「地面」を這った大島  「ジャージィの重み、ありました」


oshima


勇敢なプレーを連発した大島佐利
(撮影:松本かおり)


 


 


 男子7人制日本代表は30〜31日、世界最高峰の国際7人制サーキットであるセブンズワールドシリーズ(WS)の東京セブンズ(東京・秩父宮ラグビー場)を戦った。大島佐利は接点で激しく応戦し、瀬川智広ヘッドコーチにも「いいファイトだった」と褒められた。国同士の戦いは、今年3月22〜24日の香港セブンズ(香港スタジアム)が初だった。



 大会2日目のシールドトーナメント準決勝。0−10で迎えた前半6分、敵陣中盤左の相手ボールスクラムからの攻撃を追いかけた大島は、接点にクラッシュする。向こうが球を手離さない反則を犯し、まもなく桑水流裕策のトライが生まれた。3点を追う後半4分にも、大島の働きかけが得点を導く。接点に桑水流が飛び込んで乱れたボールを、鋭い反応で確保。坂井克行主将の勝ち越しトライを演出した。



「下のボールの反応で世界に勝っていきたい。(逆転に繋がったプレーは)ボールに最初に僕が仕掛ける、と(いう気持ちだった)」



 30日は予選プールCでニュージーランド代表、フランス代表などと対戦も、「パワーとスピードは感じた。でも、やれないわけではない。(接点で)相手より先に低く入って、懐を取る。それが通じた部分もありました」と実感を語った。



「基本プレーをもっと細かいところまでできる集団になれれば。日本代表は責任とプライドが必要なものだと思いましたし、ジャージィの重みもありました。これからも(代表に)選ばれるようがんばりたい」


(文・向風見也)

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