フィジーが19点差逆転で香港セブンズ連覇! 今季ワールドシリーズ2冠目
ウエールズとの激闘を制し、2年連続で香港セブンズ優勝を果たしたフィジー
(Photo: IRB / Martin Seras Lima)
華やかな香港セブンズで栄冠を掲げたのは、またしてもフィジーだった。プール戦を3戦全勝で通過し、24日のトーナメント戦ではまずオーストラリアに29−5で快勝。準決勝でライバルのニュージーランドを33−14で下すと、ウエールズとの決勝では19点差を後半10分間でひっくり返し、26−19で2年連続の香港制覇を成し遂げた。
1976年からの歴史を持つ香港セブンズで、14回目の優勝は最多。
同大会は、2012−13シーズンのセブンズワールドシリーズ第6ラウンドでもあり、7季ぶりにシリーズ総合チャンピオンを狙うフィジーは、開幕ラウンド(豪・ゴールドコースト大会)に続く2冠目獲得となった。
ワールドシリーズでの初優勝を逃したウエールズだが、今季のチーム最高成績でシリーズランキングは6位に浮上。3季連続のシリーズ総合制覇を狙うニュージーランドは、ケニアとの3位決定戦を36−5と圧倒し、着実にポイントを重ねてランキング1位をキープしている。
「HSBC セブンズワールドシリーズ」は今季あと3戦。次は舞台を日本に移し、3月30日と31日に秩父宮ラグビー場で第7ラウンド「東京セブンズ」が行われる。
<HSBC セブンズ ワールドシリーズ 2012−13 総合ランキング/6ラウンド終了時>
■2013香港セブンズ (HSBCセブンズ ワールドシリーズ 第6ラウンド)
〔ワールドシリーズ〕
▽カップ準々決勝
・ウエールズ 28 – 14 カナダ
・ケニア 15 – 12 ポルトガル
・フィジー 29 – 5 オーストラリア
・ニュージーランド 21 – 14 サモア
▽カップ準決勝
・ウエールズ 19 – 0 ケニア
・フィジー 33 – 14 ニュージーランド
▽カップ決勝(優勝決定戦)
・フィジー 26 – 19 ウエールズ
▽3位決定戦
・ニュージーランド 36 – 5 ケニア
▽プレート決勝(5位決定戦)
・サモア 12 – 7 カナダ
▽ボウル決勝(9位決定戦)
・イングランド 42 – 7 香港
▽シールド決勝(13位決定戦)
・フランス 19 – 14 アルゼンチン
〔コアチーム昇格予選大会〕
▽準々決勝
・ロシア 26 – 12 ウルグアイ
・ジンバブエ 21 – 7 ブラジル
・トンガ 12 – 5 チュニジア
・グルジア 17 – 0 日本
▽準決勝
・ジンバブエ 19 – 5 ロシア
・トンガ 19 – 7 グルジア
▽決勝
・ジンバブエ 22 – 19 トンガ
※ 香港(’12年アジアS王者)、ジンバブエ、トンガ、ロシア、グルジアが5月の「コアチーム昇格決定大会」に出場する。