韓国春季リーグ戦　韓国電力が４年ぶりＶ　延世大は６連覇

　韓国ラグビーの2013年開幕戦となる「春季リーグ戦」が３月11日、一般（社会人）の「韓国電力 vs. 三星重工業」で開幕した（会場／慶山市ソンファラグビー場）。19日に一般（社会人）と大学の最終戦が行われ、一般は韓国電力が2009年以来４年ぶり優勝、大学Ａは延世大が大会６連覇を飾った。大学Ｂは、圓光大（ウォンガン）が４連覇。

　アジア５カ国対抗戦に出場する代表選手は、この春季リーグを参考に選抜される。
　韓国軍体育部隊（尚武）は「新人選手が２月28日に最初の軍事訓練を終えたばかりでラグビーの練習ができていないため不参加」（徐天吾監督）だった。
　３月20日から30日まで高校・中学のリーグ戦が行われる。

＜2013年度 韓国春季リーグ戦＞

【一般】
■１位：韓国電力、２位：三星重工業、３位：ポスコ建設

●韓国電力 26（12-３）６ 三星重工業
※ 韓電：４T３G／三星：２P

●三星重工業 30（17-６）27 ポスコ建設
※ 三星：３T３G２P１D／ポスコ：３T３G２P

●韓国電力 41（26-５）10 ポスコ建設
※ 韓電：６T４G１D／ポスコ：２T
　韓電が圧勝で４年ぶり優勝を決めた。前半５分、WTBユウ・ヒボムが先制トライを奪うと、15分にはポスコがFL朴サンヒョンの突破で韓電陣内に入るもラックで韓電がターンオーバーし、ボールを拾ったSHパク・ワンヨン（朴玩龍、代表）が一気にインゴールまで運んだ。ゴールもSOオが決め12-０とした。さらに28分、FBの元代表金グンヒョンがトライ、ゴール成功で19-０。ポスコは32分にようやくCTBチョン・ムンジがトライを返すも、41分、韓電CTBユ・ミンヒョン（代表）のトライで26-５と試合をほぼ決めた。
　後半も19分、21分と韓電が連続トライ。ポスコは元豊田自動織機の金ジョンス（鐘洙、代表）がトライしたのがやっとだった。

【大学Ａ】
■１位：延世大、２位：高麗大、３位：檀国大、４位：慶煕大

●檀国大 17（０-７）12 慶煕大
※ 檀国：３T１G／慶煕：２T１G

●延世大 12(５-０）10 高麗大
※ 延世：２T１G／高麗２T
　今年最初のライバル対決。延世が終了間際ロスタイムで逆転した。前半から拮抗。13分に延世がFL朴ジュンヨンのトライで先制。後半に入ると高麗は１分、HOチョン・ホジンがゴールラインを越え同点に。さらに８分にはFBチャン・ソンミンがトライを奪い５-10と逆転した。そしてロスタイム、延世はLOチャン・ソクハンがインゴールにボールを運び同点へ。最後はSOオ・グァンヨンがゴールを決め、逆転でノーサイドとなった。

●高麗大 31（14-０）７ 慶煕大
※ 高麗：４T１G３P／慶煕：１T１G

●延世大 37（17-12）24 檀国大
※ 延世：５T３G２P／檀国：４T２G

●高麗大 38（17-14）17 檀国大
※ 高麗：５T５G１D／檀国：３T１G

●延世大 46（33-０）19 慶煕大
※ 延世：６T５G２P／慶煕：３T２G

（リポート：見明亨徳）