国内 2013.02.13

帝京大のルーキーNO8坂手 パナソニック戦でもタックル連発!

帝京大のルーキーNO8坂手 パナソニック戦でもタックル連発!


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泉敬キャプテンなど偉大な先輩たちと一緒にプレーし、大きく成長した坂手淳史(右)
(撮影:松本かおり)


 


 


 大学選手権4連覇中の帝京大は10日、日本選手権2回戦でパナソニックに21−54と大敗(東京・秩父宮ラグビー場)。国内最高峰であるトップリーグで6季連続4強入りの強豪に苦杯をなめたが、1年生のNO8坂手淳史は強烈なタックルを連発。岩出雅之監督からも高い評価を受けた。



 次季副将のNO8李聖彰に代わって前半23分に出場。「予定はしていなかったですが、いつでも出れる準備はしていました」。今季は新人ながら筑波大との大学選手権決勝(1月13日:○39−22/東京・国立競技場)などでリザーブ入りしたとあって、「シーズンを通してリザーブで出してもらえることがあったので、メンタル的に自分を上げることができたと思います」と振り返った。



 防戦一方の後半になると、持ち味の強烈なタックルを連発する。特に33分、敵陣でパスを試みる大柄な相手へぶつかる。「(大きな選手の揃う)FWからBKにパスする動きを、相手はずっとやっていた。FWの選手が前に出ず、パスモーションに入ったのを見て、ここだ、と」。身長180センチ、体重99キロ。トップレベルにあっては平均的な体型も、この時は自分より大きな相手の胸元に飛び込む。「足元に入ったら、パスを繋がれてしまうので」。そのまま落球を誘った。



 試合後は岩出監督に「すごかったよね。パン、パン、パンと(タックルを決めた)」と声をかけられ、「ありがとうございます」と深く礼をした。「アタックは形とかがありますけど、ディフェンスは考えなくても入れる」。来季以降は、大学進学後から取り組んでいたHOに本格転向する。



(文・向風見也)


 

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