海外 2013.01.09

歴史的スタジアム「エリスパーク」復活 コカ・コーラ社 契約更新せず

歴史的スタジアム「エリスパーク」復活 コカ・コーラ社 契約更新せず


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 南アフリカの最大都市ジョハネスバーグにあるラグビースタジアムは、再び「エリスパーク」という名前を取り戻した。2010年サッカーワールドカップ南アフリカ大会の公式スポンサーとなったコカ・コーラ社が、2008年にネーミングライツを獲得し、この5年間は「コカ・コーラパーク」と呼ばれていたが、年間約1200万ランド(約1億2000万円)で結ばれていた大型契約は2012年末で満期となり、その世界的清涼飲料会社は契約を更新しなかった。



 エリスパークといえば、1995年のラグビーワールドカップ決勝が行われ
た歴史的舞台。初参加の南アフリカ代表が延長戦の末にニュージーランド代表を破って初優勝を遂げ、スプリングボックスのジャージーを着たネルソン・マンデラ大統領が笑い、人種の垣根を取り払った南ア国民の歓喜であふれた聖地だけに、名称が元に戻ったことを歓迎する声は多い。


 


 エリスパークをホームスタジアムとするゴールデン・ライオンズにとっては、巨大スポンサーを失ったことで財政的には苦しくなるが、ケヴィン・デクラーク会長は「自由に、新たなスポンサーを探していく」と悲観的な様子は見せていない。同会長はラグビー情報サイト『RUGBY 365』の問いに対し、「ただ単に契約満了の時が来たということ。スーパーラグビーからの降格が原因ではない」と語っている。
 昨季スーパーラグビーで最下位だったライオンズは、新規参入が認められたサザン・キングスと入れ替わり、2013年の同大会には参加しない。しかし、南半球最高峰ラグビー大会への来季復帰に燃えており、早くも1月19日に今年第1戦目として、エリスパークでロシア代表と対戦する。


 

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