国内 2012.12.23

東海大が明大との激戦制し4強進出! 大学選手権セカンドステージ

東海大が明大との激戦制し4強進出! 大学選手権セカンドステージ


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突進する東海大FL谷昌樹。負ければ終わりの戦いで2トライを獲得した
(撮影:松本かおり)


 


 


 大学選手権のセカンドステージは23日、最終節の8試合が各地で行われ、関東大学リーグ戦1部首位の東海大が、関東大学対抗戦A3位扱いの明治大に45−36で競り勝ち。勝点を22とし、プールC1位で1月2日の準決勝(東京・国立競技場)進出を決めた。敗れた明大は勝点15。



 ラインアウトからのモールや、FWの縦への突破を基点とした素早い展開などで前半を24−12とリードした東海大。後半は明大の前への推進力に気圧され同点とされるも、14分、勝ち越し。敵陣中盤でのスクラムを押し込み、接点脇をFWが次々とゲイン。最後は大外で待っていたFL谷昌樹がトライを決めた。ここから東海大は、終始優勢だったスクラムを下支えとして着実に加点した。29、36分と明大のPR石原慎太郎にトライを許すが、最後は逃げ切った。



 敗れた吉田義人監督は「FWの縦を交えながら、15人一体でボールをリサイクルする我々のラグビーで、後半序盤に24−24。さぁ、ここからというところで…。通年、ディフェンスが淡白に(点を)取られるところがあった。最後は、力が及ばなかった」と話す。



 一方、勝った木村季由監督は「FWで前に出て、それが効いてBK(でも点が取れた)」と手応えを語った。準決勝に向けては、「攻撃は良くなっている。でも、攻められた時にやられた感を抱きすぎている」。この日6トライを許した守備面の課題も口にした。


(文・向風見也)

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