国内 2012.11.18

全勝対決は帝京が明治を圧倒! 関東大学対抗戦A 連覇

全勝対決は帝京が明治を圧倒! 関東大学対抗戦A 連覇

 関東大学対抗戦Aの王座をかけ、5連勝同士の帝京大と明治大が18日に秩父宮ラグビー場で激突し、45−20で快勝した帝京大が、2年連続3度目の優勝を決めた。



 前半13分にSO中村亮土のトライで先制した帝京大は、20分、ハイパントのバウンドボールをLOジョシュア・マニングが確保し、サポートしたCTB荒井基植に渡して2本目を奪った。対する明治大は25分、ラインアウトからモールで押して、CTB西村雄大がトライ。37分にはSO染山茂範が絶妙なタイミングでボールをインゴールへ転がし、CTB猿楽直希が押さえた。
 14−13。ペナルティゴールも決めた明治だがコンバージョンが2本とも入らず、帝京が1点リードして折り返す。



 後半も先に点を取ったのは前王者だった。46分、22メートル内の速いリサイクルでゴールに迫ると、視野が広いSO中村がクイックパスで右サイドのWTB磯田泰成につなぎ、5点を追加。勢いづいた帝京はリスタート直後、NO8マルジーン・イラウアのパワフル突進、CTB荒井のブレイクスルーでチャンスを広げ、WTB磯田が左サイドを走り切ってトライを決めた。
 52分に明治のCTB猿楽が中央を切り裂いて差を縮めたが、今春に日本代表入りした帝京のエース中村が、58分と73分、22メートル内でパワーと鮮やかなステップワークを披露してタックラーを振り切り、2トライを追加して勝負あり。
 75分に帝京CTB荒井が挙げたトライは、チーム7本目だった。



 関東大学対抗戦Aでは、勝敗数が並んだ場合は同率同順位とするため、もし帝京大が最終節で敗れた場合は、6勝1敗で終えたチームも優勝となる(可能性を残すのは明治大と筑波大)。


 

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