国内
2012.11.03
明大 立ち上がりから慶大を圧倒し全勝キープ! 次は帝京大と
ライバル対決を制し、王座奪還へまた一歩前進した明治(スクラム左側)
(撮影:見明亨徳)
関東大学対抗戦Aは3日、東京・秩父宮ラグビー場で2試合があり、明大が慶大に42−14で勝利。後半に流れを停滞させるなど課題も覗かせたが、前半5トライを奪った。帝京大は早大に37−27と後半33分に逆転勝ち。18日、同会場で明大と帝京大の全勝対決が行われる。
序盤から縦への鋭い突破を繰り返す明大は前半6分、連続攻撃ののちに敵陣ゴール前で右へ大きく展開。PR榎真生の先制トライを導いた。11、15分と敵陣ゴール前でのラインアウトから加点するなど、接点は概ね制圧する。35−7で迎えた後半はミスが重なりわずか7得点に止まったが、慶大の反撃は実らなかった。
勝った吉田義人監督は「色んなところから怒涛のごとく攻める。これが今季のメイジのラグビーです。(後半については)フィジカル面で疲労がたまってきたところで、プレーのひとつひとつの精度を高めないといけないと慶大さんに教えていただいた」と振り返る。
敗れた田中真一監督は「前半、明大の強みを出させてしまった。小さなミスの積み重ねからです」。21日に8−25と敗れた帝京大戦でも前半に22失点したとあって、「前半に相手の強みを出させてしまうことに課題がある」と話した。
(文・向 風見也)