国内 2012.10.07

関西大学Aリーグ開幕 天理が辛勝スタート 近大は同志社破る

関西大学Aリーグ開幕 天理が辛勝スタート 近大は同志社破る

 関西大学Aリーグが10月7日に大阪・近鉄花園ラグビー場で開幕し、3連覇を狙う天理大が白星スタートを切った。
 立川理道など、2011年度大学選手権準優勝の中心メンバーが抜け、HO芳野寛キャプテンを中心に再出発する天理は、元日本代表主将のアンドリュー・マコーミック氏がヘッドコーチに就任した関西学院大と対戦し、17−15で接戦をものにした。
 序盤にFB塚本健太のトライで天理大が先制したものの、関西学院大は粘り強いディフェンスで王者を苦しめた。前半は、関西学院大がNO8中村圭佑のトライとペナルティゴールで、5点リードして折り返した。
 後半、天理のバックス陣が走り、WTB松井謙斗がゴールラインを越えれば、関西学院大はゴール前スクラムからジュニア・ジャパンのFL徳永祥尭が持ちこんで再び主導権を握った。
 しかし66分、3点を追う天理は自陣22メートルからカウンターアタックを試み、WTB松井が左サイドを約60メートル走り切り、インゴールにダイブ。これが決勝点となり、白熱のシーソーゲームを制している。



 そのほかでは、昨季6位の近畿大が同2位(大学選手権ベスト8)の同志社大から初勝利を収め、スタジアムを沸かせた。CTB屋根田昌亮、WTB阪本一樹、SH光井勇人など、エキサイティングなスピードランナーが揃う近畿大は、後半の46分までに21−3と大きくリードする。同志社は、NO8西林宏祐キャプテンのビッグゲインなどで徐々に息を吹き返し、2トライを重ねて4点差に縮めたが、アグレッシブな近畿大のディフェンスはフルタイムで機能し、21−17でノーサイドとなった。


 


 昨季3位の大阪体育大は26−12で京都産業大に勝利、昨季4位の立命館大は38−17で摂南大を降した。


 

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