国内 2012.09.19

ノジマ相模原ライズ山田章仁 会場に7分前到着から24ヤード前進

ノジマ相模原ライズ山田章仁 会場に7分前到着から24ヤード前進

 ラグビートップリーグのパナソニックのWTB山田章仁は18日、東京・文京区にある東京ドームでの日本社会人アメリカンフットボールXリーグ第3節に、ノジマ相模原ライズのリターナー(相手キックを捕球する際に登場するランニングバック)として出場。トータルで53ヤードを獲得した。
 この日は午前、午後と、群馬・太田市のパナソニックグラウンドでラグビーのトレーニングに参加。そこからタクシーで熊谷駅に直行も、最後の練習が16時45分に終わったこともあり「乗りたかった新幹線に乗れなかった」。次の列車で会場へ向かった。「まぁ、新幹線のスピードは上がらないからどうしようもないと思いつつ。あまり試合前に焦るのも嫌だったので気持ちのコントロールをして、冷静に(過ごした)」。上野駅のホームを駆け上がるやタクシーで会場前に乗りつけ、試合開始時刻である19時の7分前にグラウンドに到着。ルール上、キックオフ時にグラウンドに立っていなければ出場資格を失効するところだった。
 ゲーム序盤はテーピング処置やウォーミングアップを行い、試合途中から登場。最初の2度のボールタッチ場面では、目の前の相手を左右にかわそうとするあまりそれぞれ14、15ヤード前進と手ごたえが掴めなかった。しかし第4クォーター終盤、まっすぐ走ることを意識し24ヤードを獲得する。チームが鹿島ディアーズに10−31と敗れた直後、テレビカメラの前で記者団の取材に応じた。
「(自身のプレーについて)ダメというのはまさにこのことですねぇ。学んでいく過程。1日1日勉強になるので、早く皆に追いつきたいです。最後、ランニングを変えられたことはよかったかなと思います。チームメイトから色々アドバイスをもらいました。チームに勢い、まっすぐ走ることが必要だと。野球もバットを振らないとヒットが出ないから。ここ、東京ドームだし」
 19日はオフ日も筋力トレーニングなどをして過ごすという山田。20日からパナソニックの練習に参加し、22日、東芝とのトップリーグ第4節に挑む(東京・秩父宮ラグビー場)。


(文・写真:向 風見也)


 


 


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戦況を見つめる背番号11の山田章仁


 

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