各国代表 2012.09.06

NZとアルゼンチンの英雄対決ならず カーター負傷欠場

NZとアルゼンチンの英雄対決ならず カーター負傷欠場


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怪我の具合が心配されるオールブラックスSOダン・カーター
(撮影:Yasu Takahashi / Nichigo Press)


 


 


 南半球4カ国対抗戦「ラグビーチャンピオンシップ」は今週末、第3節を迎える。


 新参者のアルゼンチン代表は南アフリカ代表との2戦を1敗1分とし、歴史的1勝目を目指しているが、8日に挑むのは世界王者のニュージーランド代表であり、どこまで“健闘”するかが焦点か。スター選手2人、SOフアン・マルティン・エルナンデスとFLフアン・マヌエル・レギサモンが故障から復活し、先発メンバーに名を連ねたのは心強い。
 一方、南米の雄を地元に迎えるオールブラックスは、出場予定だったSOダン・カーターがトレーニング中に左ふくらはぎを痛め、メンバーから外れた。アルゼンチンはエルナンデスが10番をつけるため、2011ワールドカップでは実現しなかった、両国が誇る司令塔の直接対決もファンにとっては楽しみであったが、カーターは大事を取って休み、アーロン・クルーデンが黒衣軍団のゲームをコントロールする。控えにはルーキーのボーデン・バレットが入った。
 そして、いま世界で最もホットな男、ソニー=ビル・ウィリアムズが日本(パナソニック)へ去ってしまったものの、NZ代表のセンターには、SBWよりも経験豊かなコンラッド・スミスが左目網膜剥離の手術を経て戦列復帰。13番を着て、インサイドCTBマア・ノヌーと再びコンビを組む。また、開幕戦で左肋骨を負傷した、オールブラックス歴代最多キャップPRのトニー・ウッドコクも指揮官からゴーサインをもらった。
 オーストラリアとのライバル対決に2連勝し、2年ぶりの南半球王座へ優位に立っているニュージーランドは、あと1カ月も続く長期戦を見据えて、ほかに3つのポジションでも選手を変えている。LOはサム・ホワイトロックをベンチに下げて21歳のブロディー・レタリックを先発起用し、ブラインドサイドFLは15キャップのヴィクター・ヴィト、左WTBは代表入りして3カ月のジュリアン・サヴェアが務める。


 


 


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