女子 2012.09.02

勇ましき女子7人制日本代表 アジア・パシフィック準優勝

勇ましき女子7人制日本代表 アジア・パシフィック準優勝

 マレーシアのボルネオで開催されていた「アジア・パシフィック女子セブンズ」は9月2日、大会最終日を迎え、女子7人制日本代表は準優勝に終わった。
 準決勝で香港に38−0と快勝した日本だったが、決勝はオーストラリアに力及ばず、17−36で敗れた。日本は大会初日の予選プールで、前回(2009年)のワールドカップ・セブンズで金メダルを獲得したオーストラリアを降しており、ファイナルステージでの再戦も勝利が期待されたが、藤崎朱里、片嶋佑果、中村知春による3トライも実らず、後半に突き放された。



 浅見敬子ヘッドコーチは日本ラグビー協会を通じコメントを発表。
 「決勝のオーストラリア戦は、勝つつもりで選手は試合に挑みました。後半のスタミナ勝負、我々がこだわっているフィットネスで勝負しようと臨みましたが、若干のコミュニケーションミスをつかれ、オーストラリアが得点を重ねました。日本はチームがうまく回らなくなったときの立て直し方がまだ課題です。ただ、そのなかでも最後に中村主将がテンポアップしてトライを取るなど、『走りきる』という我々の強みを発揮することができたのではないかと思います。今回の準優勝では、選手・スタッフの誰も喜んではいません。決勝後にも、次を見据えてフィットネスのトレーニングを行いました。私たちはセブンズ・ワールドカップ出場のため、来月のアジア予選を突破しなければ意味がありません」
 中村知春キャプテンも、「決勝でもう一度オーストラリアと対戦することができましたが、やはり簡単に連勝することはできませんでした。しかし、この1年間やってきたことの結果が、(プール戦での)オーストラリアとカザフスタン戦の勝利につながったと思いますし、10月のワールドカップ予選に向けて自信になったのは大きかったです。強みであるフィットネスや、今回参加した若い力を伸ばしながら、予選まで前を向いて進んでいきたいと思います」と手応えを確認し、次の戦いへの闘志をのぞかせた。


 

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