トップリーグ会見　王者は「ハングリー」に　大物の出場は？

トップリーグ開幕直前。会見に集まった各チームのリーダーたち
（撮影：見明亨徳）

　日本最高峰であるラグビートップリーグ（TL）の2012年度開幕を知らせるプレスカンファレンスが24日、都内であり、所属チームの監督、ヘッドコーチ（HC）、主将らが今季の見どころを語った。
　昨季、TLとシーズンを締めくくる日本選手権の２冠を達成したサントリーのLO真壁伸弥新主将は、「今年のサントリーのテーマはハングリー。昨シーズンの自分たちに勝てるように、ハングリーになって勝ちに行きたい」と宣言。同じく今季からの就任で、「（昨季の好成績は）過去のこと。新たな気持ちでチャレンジしたい」と話す大久保直弥監督は、現日本代表HCであるエディー・ジョーンズ前監督時代から息づく攻撃姿勢を、今季も貫きたいと語った。
「勝つことはもちろんですけど、『アグレッシブ・アタッキング』がチームの中心。そこは継続していきたい」
　前年度に引き続き、TLには各国代表の大物選手が集う。この日に集まった首脳陣への合同インタビューでは、それらビッグネームの起用法に話題が集まった。
　昨季準優勝のパナソニックに入団したニュージーランド代表CTBソニー・ビル・ウィリアムズ（SBW）は現在、母国代表オールブラックスの一員としてラグビーチャンピオンシップに参戦中。26日以降に来日予定だ。９月１日、東京・秩父宮ラグビー場でリコーと戦う開幕節で同選手を起用するかについて、中嶋則文監督は「考えている最中。（合流後に）コンディション、チームにフィットするかどうかを確認したい」と話した。
　サントリーと昨季４位のNECによる今季TLの開幕戦は８月31日、秩父宮で19時30分キックオフ。

（文・向 風見也）