海外
2012.07.10
プレミア昇格のロンドン・ウェルシュ 悪童ヘンソン獲得のギャンブル
イングランド最高峰リーグのプレミアシップに昇格するロンドン・ウェルシュは9日、IRB(国際ラグビーボード)が選んだ2001年の最優秀新人であり、ウエールズ代表として33キャップを持つCTBギャヴィン・ヘンソン(30歳)を2012−13シーズンの新戦力として獲得したと発表した。
ヘンソンは今年3月末、酒に酔って飛行機内で大騒ぎをし、所属していたカーディフ・ブルーズ(ウエールズ)を解雇されたトラブルメーカーでもある。トゥーロン(フランス)在籍時代は、酒場でチームメイトとケンカし、4カ月ももたずに放出された。この2年の間に、5チーム(オスプリーズ → サラセンズ → トゥーロン → カーディフ・ブルーズ → ロンドン・ウェルシュ)を転々とするほど“悪童”ぶりが問題視されており、才能豊かな選手ながら、ヘンソン獲得は「ギャンブル」という見方が強い。しかしながら、リン・ジョーンズHC(ヘッドコーチ)はヘンソンが輝いていたオスプリーズ時代の指揮官であり、かつてのスターが再生するラストチャンスだと期待する声もある。