世界３強に挑むアルゼンチン　トレーニングスコッドに英雄エルナンデスら

2007年W杯で２度も開催国フランスを破り、銅メダルを獲得したアルゼンチン
（撮影：BBM）

　８月18日開幕の南半球４カ国対抗戦「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」へ向け、アルゼンチン代表のトレーニングスコッド33名が明らかになった。2011年ワールドカップ（W杯）で主将を務めた34歳のスターBKフェリペ・コンテポーミ（スタッド・フランセ）こそ外れたものの、欧州で活躍するトップ選手がズラリと並んだ。
　新キャプテンは、W杯３大会出場の経験を持つLOパトリシオ・アルバセテ（トゥールーズ）が務める予定。2007年W杯で同国史上初の銅メダル獲得に貢献し、2011年大会は右膝の故障で欠場した英雄、SOファン・マルティン・エルナンデス（ラシン・メトロ）もトレーニングメンバーに含まれた。また、ラグビーチャンピオンシップ後に現役を引退するPRロドリゴ・ロンセーロも最後の舞台へ燃えている。
　アルゼンチン代表が挑むのは、いずれもW杯を２度制している世界のビッグ３、ニュージーランド（2011、1987）、南アフリカ（2007、1995）、オーストラリア（1999、1991）だ。今年から初めて南半球国別対抗戦に参加するロス・プーマスにはタフな戦いが待っているが、オールブラックスの指揮官としてW杯優勝を成し遂げた名将グレアム・ヘンリー氏がテクニカル・コンサルタントとして加わっている。

＜2012 ラグビーチャンピオンシップ　アルゼンチン代表　トレーニングスコッド＞

H・アグージャ（バース／ENG）、P・アルバセテ（トゥールーズ／FRA）、M・アジャルサ（レスター／ENG）、M・ボシュ（ビアリッツ／FRA）、M・ブストス・モヤノ（モンペリエ／FRA）、M・ブストス（モンペリエ／FRA）、G・カマーチョ（エクセター／ENG）、R・カルバリョ（ボルドー／FRA）、M・カリッサ（ビアリッツ／FRA）、A・クレーヴィ（モンペリエ／FRA）、T・クベッリ（パンパスXV）、T・デラヴェガ（パンパスXV）、J・ファリアス＝カベージョ（パンパスXV）、J・フェルナンデス＝ロベ（トゥーロン／FRA）、S・フェルナンデス（モンペリエ／FRA）、J・フィガージョ（モンペリエ／FRA）、A・フィゲロラ（ブリーヴ／FRA）、A・ガリンド（ラシン・メトロ／FRA）、L・アモロシーノ（モンペリエ／FRA）、E・ギナス（ビアリッツ／FRA）、J・エルナンデス（ラシン・メトロ／FRA）、J・イモフ（ラシン・メトロ／FRA）、M・ランダホ（パンパスXV）、J・レギサモン（リヨン／FRA）、T・レオナルディ（パンパスXV）、J・オルランディ（ラシン・メトロ／FRA）、B・ボスティグリョーニ（パンパスXV）、M・ロドリゲス（スタッド・フランセ／FRA）、R・ロンセーロ（無所属）、N・サンチェス（ボルドー／FRA）、L・セナトーレ（パンパスXV）、T・バジェホス（スカーレッツ／WAL）、N・ベルガージョ（トゥールーズ／FRA）