イタリアに誕生したゼブレ　スコッド決まり本格始動

　経営破たんによりセルティックリーグ（ラボダイレクト・プロ12）参加のライセンスを取り消されたアイロニに替わり、イタリアを代表するクラブのひとつとして新たに結成された「ゼブレ」が７月１日、スコッド39名を発表して本格的に動き始めた。
　その内の18名は昨季までアイロニに所属していた選手たちであり、2011年ワールドカップに出場したイタリア代表のHOトンマーゾ・ダピチェや、LOマルコ・ボルトラーミ、LOクインティン・ヘルデンハイス、SOルチアーノ・オルケラ、SOリカルド・ボッキーノ、CTB/WTBマテオ・プラティケッティなどが中心となる。さらに、同じくW杯選手のCTBゴンサロ・ガルチアもライバルチームのトレヴィゾから加入し、かつてアイルランドの強豪マンスターでプレーしたことがあるPRデイヴ・ライアンも歴史を作るひとりになった。
　コーチ陣のなかには、SHとして活躍したイタリア代表最多キャップ（101）保持者の元主将アレッサンドロ・トロンコンも名を連ね、昨季限りで選手を引退した元代表HOファービオ・オンガーロがチームマネージャーに就任した。
　パルマに本拠地を構えるゼブレは、2012−2013シーズンはセルティックリーグだけでなく、ハイネケンカップ（欧州最強クラブ決定戦）にも初出場する。