欧州ＧＰシリーズ始まる　2013Ｗ杯セブンズへ着々強化

香港セブンズで日本を降し、来季ワールドシリーズのコアチーム入りを決めたスペイン
（写真提供：香港ラグビー協会）

　今年７月20日と21日に実施される「ラグビーワールドカップ・セブンズ 2013 欧州予選」の前哨戦、「ヨーロピアン・セブンズ・グランプリ（ＧＰ）シリーズ」が先週末から始まった。
　フランスのリヨンで開催された第１ラウンドを制したのはイングランド。決勝戦では、昨年のチャンピオンであるポルトガルを26−14で降し、好発進した。ＧＰシリーズ第２ラウンドは６月30日からロシア（モスクワ）で行われ、７月７日開幕の最終第３ラウンドはデンマーク（オーデンセ）が舞台となる。第１戦と第２戦は欧州トップ12カ国によって争われるが、最終戦は２部グループ上位のルーマニア、ベルギー、リトアニア、デンマークも加わり16チームが参戦する。
　セブンズ・ワールドシリーズ上位国のイングランドは、マット・ターナーやダン・ノートンといった世界的７人制スターを欠いているものの、優勝候補本命。連覇を狙うポルトガルに、2013年Ｗ杯セブンズ開催国で強化が進むロシア、2009年Ｗ杯セブンズ王者のウエールズも上位争いは必至だ。また、今年５月のセブンズ・ワールドシリーズ最終ラウンド（ロンドン大会）で初の８強入りを果たしたスペインは、７人制では今や欧州強豪国のひとつと言っても過言ではなく、残り２ラウンドも白熱の展開が予想される。

＜ヨーロピアン・セブンズＧＰ　第１ラウンド後 ランキング＞

1．イングランド
2．ポルトガル
3．スペイン
4．ウエールズ
5．ロシア
6．スコットランド
7．フランス
8．グルジア
9．オランダ
10．イタリア
11．ドイツ
12．ウクライナ