海外
2012.06.04
ラグビー日本代表の前指揮官カーワン氏に『ナイト』の称号
メンタルヘルスの活動が高く評価され、『ナイト』を授与されたカーワン氏
(撮影:BBM)
ラグビー日本代表の前ヘッドコーチであるニュージーランド人のジョン・カーワン氏(47歳)が、英国エリザベス女王の誕生日にあわせて、『ナイト』の称号を贈られたことが明らかになった。
63キャップを持つ偉大な元オールブラックスで、先週末まで世界選抜バーバリアンズのコーチを務めるなど現在はラグビー指導者として活躍するカーワン氏だが、自身がうつ病に苦しんだ経験を活かし、精神的病を抱える人々を長年サポートしているメンタルヘルス活動家としての面も高く評価され、今回の授与に至った。
新年早々にナイト爵位が贈られた、2011年ラグビーワールドカップ優勝監督グレアム・ヘンリー氏のように、「Sir サー」の敬称をつけて呼ばれるようになったカーワン氏。もちろん、ラグビーへの情熱も保ち続けており、地元新聞『ニュージーランド・ヘラルド』紙のインテビューでは、南半球スーパーラグビーで戦うブルーズの来季指揮官就任に強い意欲を持っていることを明らかにしている。