Ｗ杯でツイッター騒動起こしたサモア代表サポル　コカ・コーラに加入！

昨年サモア代表として来日したエリオタ・サポル。壮行レセプションにて
（撮影：BBM）

　2011年ワールドカップにサモア代表として出場し、大会期間中にツイッターで試合日程の不公平を訴えたり、レフリー批判を行うなどして、IRB（国際ラグビーボード）から６カ月間の出場停止（執行猶予付き）処分を受けたエリオタ・サポルが、2013年のトップリーグ復帰を目指すコカ・コーラウエストレッドスパークスに加入することが31日に正式発表された。
　グロスター（プレミアシップ／前所属）でも、サラセンズの新鋭オーウェン・ファレルを中傷したことでイングランドラグビー協会（RFU）から３週間の出場停止を言い渡された過去があり、トラブル続きのサポルだが、プレーヤーとしての評価は高い。グラウンド上では献身的であり、洞察力と優れたハンドリング、パワフル突進が魅力で、2011年にはイングランドの選手協会が選ぶシーズン最優秀選手の候補にノミネートされた。身長183センチ、体重102キロ。SOとCTBでのプレーが可能で、サモア代表として23キャップを持つ。
　日本ラグビー界に挑戦することになった31歳のサポルはコカ・コーラウエストを通じ、「新天地での新たな挑戦、期待に胸を膨らませております。特にレッドスパークスはトップリーグ再昇格に向けて、モチベーションの高い若いチームと聞いており、私の経験が活かせればと思っております。皆と一緒に素晴らしいシーズンを迎えられると確信しております。応援の程、よろしくお願いします」とコメントを発表した。

　今季はトップキュウシュウＡで戦うコカ・コーラウエストはさらに、コーチングスタッフ強化のため、６月１日付で臼井章広氏がテクニカルコーチに、トム・ファーン氏がBKコーチに就任したことも発表した。臼井氏は東芝ブレイブルーパスでテクニカルコーチやFWコーチを歴任し、トップリーグ優勝４回、日本選手権優勝２回に貢献した人物。ニュージーランド人のファーン氏は、南半球スーパーラグビーのウェスタン・フォース（オーストラリア）で約５年間、スキルコーチやディフェンスコーチとして活躍し、2009−2010シーズンはホンダヒートのスポットBKコーチを務めていた。