南ア代表フランソワ・ステイン　仏生活終えシャークスと３年契約

　フランスのラシン・メトロで約２年半プレーしてきた南アフリカ代表のフランソワ・ステインが、契約満了に伴い同クラブを退団し、古巣シャークスに復帰することが明らかになった。
　以前から帰国の噂はあったが、シャークスは28日にステインと３年契約を結んだことを正式に発表。かつてゴールデンボーイと呼ばれた南アの天才ユーティリティBKは、今年７月１日からシャークスに加わる予定で、スーパーラグビー（南半球最強クラブ決定戦）のプレーオフ進出を争うチームの強力助っ人となる。
　2007年ワールドカップの優勝メンバーであるステインは、現在25歳で47キャップを保持。SH以外すべてのバックラインでプレーすることができ、自陣10メートルからでもドロップゴールを決められるモンスターブーツも魅力だ。
　ピーター・デヴィリアス前代表監督には「欧州に行ってからスピードが著しく落ちた」と酷評され確執の噂もあったが、指揮官はハイネケ・メイヤーに替わり、６月に行われるイングランド代表とのテストシリーズも気持ちを新たに臨む。