各国代表 2012.04.27

日本代表 合宿中に際立ったベテランの存在感

日本代表 合宿中に際立ったベテランの存在感

 アジア五カ国対抗2012の初戦、カザフスタン戦(アルマティ)を28日に控えるラグビー日本代表は18〜25日、大阪合宿をJ-GREEN堺などで行った。経験豊富な選手の姿勢が、チームに好影響を与えている。
 エディー・ジョーンズ新ヘッドコーチはしばし、それぞれFW、BKで最年長となる33歳のLO大野均(東芝)、34歳のWTB小野澤宏時(サントリー)を賞賛している。30歳のWTB廣瀬俊朗(東芝)も「要所、要所で安心感がありますよね」と2人を評した。
 チームで最も年上となるWTB小野澤は「いつになったら貫禄がつくのかなぁ」と飄々と語りながら、「一生懸命やるだけ。ミーティングもノートを取って、練習前もそれを見る。選手はグラウンドでいいパフォーマンスをする以外は何もない」と、普段の意識の高さをにじませた。ウォーミングアップのストレッチはグラウンドに出る前、宿舎内でみっちり行うようだ。それを見て、18歳で最年少の藤田慶和(早大)は「プロだな」と感心した。


(文・向 風見也)
 

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