日本代表選出の小野晃征　サニックスを退団！

小野晃征（撮影：BBM）

　福岡サニックスブルースは10日、日本代表に選出されたCTB/SO小野晃征が、他チームに移籍するため退団すると発表した。藤井雄一郎監督は、「今回の移籍は、小野選手の日本代表入りを受けて、彼がこれからの日本のラグビー界を担うにふさわしい選手として次のステップに進めるため、同時に、ブルースが今一度、自らの存在理由を確認して、その場所から前進できるように、監督である私と小野選手が長い話し合いを持つなかで、合意し、決断したことです。私どもとしては、小野選手の新たな出発を祝す気持ちしかありません」と最大級のエールを送った。
　今月17日に25歳の誕生日を迎える小野は、クライストチャーチボーイズ高校（ニュージーランド）を経て2007年にサニックスに入団。昨季トップリーグで初めてベストフィフティーンに選出され、今春、日本代表の新しい指揮官に就任したエディー・ジョーンズ ヘッドコーチから司令塔候補のひとりとしてジャパンに招集された。2007年ワールドカップに出場しており、代表キャップ５を持つ。

　また、サニックスは同日、11年間在籍したFL大庭正裕の引退を発表（スタッフとしてチーム残留）。LO/FL渡辺正善、PR山際明信、PR樫福宏紀、SH神田靖祥も退団する。
　そして新加入選手として、帝京大出身のCTBクォン・ジョンヒョク、関西学生ベスト15のFL星本泰憲（近畿大出身）、日本代表６キャップを持つLO真羽闘力（前キヤノン）、そしてNZ留学経験を持つHO/FL中村彰（元日本IBM）の入団も明らかとなった

＜2011年度　退団選手＞

＜2012年度　新入団選手＞