海外
2012.04.06
ロンドン・ワスプスのオーナー ハッキングで逮捕されていた
プレミアシップ(イングランド最高峰リーグ)に属するロンドン・ワスプスのオーナーが、今年2月にコンピュータハッキングの疑いで逮捕されていたことが明らかになった。ニュースサイト『BBC NEWS』など複数メディアが報じたもので、ワスプスのスポークスマンも事実と認めている。
昨年7月、メディア王ルパード・マードック氏率いる英日曜大衆紙『ニューズ・オブ・ザ・ワールド』の電話盗聴取材事件が発覚したのは記憶に新しいが、それを機にロンドン警視庁は刑事犯罪の捜査範囲を拡大し、新たな捜査「トゥレタ作戦」のもと違法な情報収集を徹底調査していたところ、特定銘柄の株を大量に買いつけていたワスプスのオーナー、スティーヴ・ヘイズ氏に、コンピュータ不正使用法と調査権限規制法の違反容疑がかかり、逮捕されたという。
貸金業などで財をなしたヘイズ氏は、プレミアシップで優勝したばかりのワスプスを2008年に買収。しかしその後、チームは低迷が続いており、彼は昨年10月に売却計画を発表したばかりだった。
オーナーの逮捕が明るみになり、揺れるワスプスだが、欧州チャレンジカップ(ハイネケンカップに次ぐ欧州タイトル)の準々決勝に残っており、7日にホームでビアリッツと対戦する。