海外 2012.04.02

躍進ブランビーズの若き司令塔 膝故障で今季スーパー15復帰絶望

躍進ブランビーズの若き司令塔 膝故障で今季スーパー15復帰絶望


長期離脱が濃厚となったマット・トゥームア
(撮影:Yasu Takahashi / Nichigo Press)


 


 


 今季ブランビーズの司令塔としてチーム躍進に貢献してきたマット・トゥームアが、左膝の故障により、スーパーラグビーの残り約3カ月半の戦いを欠場することが濃厚となった。
 22歳のヤングスターは、今季スーパーラグビー第2戦目のチーターズ戦で左膝を負傷し、治療を経て31日のシャークス戦で3週間ぶりの戦列復帰を果たしたものの、後半50分に同膝を痛めベンチへ退いていた。検査の結果、前十字靭帯を断裂していることが明らかとなり、現地新聞『ザ・キャンベラ・タイムズ』によれば、チーム関係者は今シーズン中の復帰を厳しいとみている。
 過去2度、スーパーラグビーのタイトルを獲得したブランビーズだが、近年は低迷が続いており、2011年大会は15チーム中の13位。再建へ本腰を入れる決断をしたチームは、2007年ワールドカップで南アフリカ代表を世界一に導いた知将ジェイク・ホワイトを新ヘッドコーチに迎え、今シーズンを戦っている。現在、3勝2敗でオーストラリア・カンファレンスのトップに立ち、8年ぶりのプレーオフ進出が期待されているものの、現地では、指揮官がSOトゥームアの戦列復帰(シャークス戦)を急ぎすぎたため、大怪我につながったのではないかと非難の声が上がっている。


 

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