各国代表
2012.03.28
イングランド代表HOハートリー 噛みつきで8週間の出場停止
シックスネーションズ(欧州6カ国対抗戦)の懲戒委員会は27日、イングランド代表のHOディラン・ハートリーに対し、スポーツマンシップに反する行為を行ったとして、8週間の出場停止処分を科した。ハートリーは3月17日のアイルランド戦で、相手FLステーヴン・フェリスの指を噛んだと訴えられ、ヒアリングを受けていた。
これにより、ノーサンプトン・セインツの主将でもある26歳のハートリーは、5月13日までプレーできない。チームは現在、プレミアシップ(イングランド最高峰リーグ)4位でプレーオフ進出を争っており、リーダーの不在が影響を及ぼすことは必至だ。仮に4強に残ったとしても、ハートリーは5月12日の準決勝には出場できず、同月26日開催予定のファイナル進出を祈るしかない。
一方、イングランド代表としては6月に南アフリカ遠征を控えているが、今年のシックスネーションズ全5試合に先発出場したハートリーの選出はほぼ確実で、テストマッチ出場はクリアーになった。
しかしながら、2007年にも目つぶし行為で約6カ月間の追放処分を受けており、ハートリーが“悪童”のレッテルをはがすのは、しばらく時間がかかりそうだ。