海外 2012.03.13

負けた腹いせ? メアラムにボトルを投げたブルズファン、逮捕 

負けた腹いせ? メアラムにボトルを投げたブルズファン、逮捕 

fan


健全な応援をしましょう。フラッグを振るチーターズファンの子どもたち


 


 


 先週土曜日に南アフリカの首都プレトリア(ロスタス・ヴァースフェルド)で行われたスーパーラグビーの第3節、ブルズ(南アフリカ)対ブルーズ(ニュージーランド)戦後、敗れた地元ブルズの1人の男性ファンが、相手チームの主将であるケヴィン・メアラムにプラスティック製のウォーターボトルを投げつけ、逮捕されていたことが明らかになった。
 地元のスポーツ専門局『スーパースポーツ』によれば、事件が起きたのは、試合終了の笛が鳴って数秒後。メアラムがタッチライン付近でしゃがんでいたブルズのWTBビヨルン・バッソンの元へ歩み寄り、2人は握手を交わしてともに仲間のもとへ向かおうとしていたら、ピッチ上に降りていた初老の男性ファンが後ろ向きのメアラムにボトルを投げ、後頭部に当てたという。普段は友好的で冷静なニュージーランド出身のナイスガイは、その男性に詰め寄り、騒ぎとなっていた。
 ブルズ側はすぐに、被害者のメアラムとブルーズに謝罪。幸い、メアラムに怪我はなく、すんなり謝罪を受け入れたという。ブルズは翌日改めて声明を発表し、卑劣な行いをしたその人物を激しく非難。同時に、すべての年代・人種・国籍の人々にとって、公平で親しみやすい環境づくりに全力で取り組むことを誓い、「我々のフィールド上のパフォーマンスにかかわりなく、怒りを相手チーム・選手にぶつけることは絶対に受け入れない」とファンに警告を発した。
 その一方で、グラウンドへの侵入を許したセキュリティも問題であり、大会を統轄するSANZAR(南ア・NZ・豪州の連合組織)はブルズに改善を要求している。


 

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