国内 2012.02.26

サントリー×パナソニック しなやかさが大量点呼ぶ

サントリー×パナソニック しなやかさが大量点呼ぶ

 南アフリカ代表キャップ62のフーリー・デュプレアがしなやかに動き、サントリーが勝った。47−28。2012年2月26日、トップリーグ4強によるプレーオフ決勝戦が東京の秩父宮ラグビー場であった。殊勲の背番号9は、敗れたパナソニックのWTB山田章仁にこう評された。
「見てないようで、裏を見てました」
 後半24分、右斜め前走って逆側に球を浮かす。この短期決戦でMVPとなるFLジョージ・スミスの、この日の3トライ目を呼んだ。接点から仲間にボールを出す際は、他の29人の立ち位置に応じ、そのタイミングを変える。時に自ら走り出す。「スペースに走ってパス。僕が思っている理想のプレーかなと」。対面だったSH田中史朗にも感心された。
 遡って前半14分。敵陣中盤での攻撃起点から、22メートルエリア向かって右の空間に鋭く蹴る。手前にいた山田が背走し処理を試みるも、パナソニックは反則。直後、CTBニコラス ライアンがペナルティゴールを決めた。「いつも裏のスペースを確認しています。時々蹴ると、相手WTBは蹴ってくるかな、と思うかもしれない」とデュプレア。後半30分に退くまで、相手をけん制した。


(文・向 風見也)


 

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