各国代表
2011.12.16
オールブラックスの新監督にハンセン氏 任期は2年
オールブラックスの新監督に就任したスティーヴ・ハンセン氏
ニュージーランド・ラグビー協会は16日、代表チームであるオールブラックスの新監督にスティーヴ・ハンセン氏(52)を任命したと発表した。2011年の地元開催ラグビーワールドカップで優勝を遂げたグレアム・ヘンリー監督が辞任したため、2004年より8年間、ヘンリー氏の片腕としてオールブラックスのFWコーチを務めてきたハンセン氏が昇格した形となる。選手からの信頼も厚く、選定委員会からは満場一致で承認された。任期は2年。彼をサポートするスタッフはまだ発表されていないが、イアン・フォスター前チーフス監督や、親友のオージー・マクリーン前カンタベリー監督、さらに日本代表のフォワード&スキルコーチであるミック・バーン氏が候補に挙がっている。
元警察官でもあったハンセン氏は約18年間のコーチ経験があり、1997年と2001年にはカンタベリーのアシスタントコーチとして州代表選手権に優勝。1999年と2000年はクルセーダーズのスーパー12優勝に貢献し、2002年から約2年間、ウエールズ代表監督を務めた。
なお、もうひとりの代表アシスタントコーチであったウェイン・スミス氏は、南半球スーパーラグビーに参戦するチーフス(NZ)のアシスタントコーチに2年契約で就任したが、2012年シーズン後にはイングランド代表監督に転身するのではないかとの声が持ち上がっている。