国内
2011.11.05
東芝は苦戦も底力で2連勝 コカ・コーラウエスト初勝利はお預け
トップリーグで2シーズンぶり6度目の優勝を目指す東芝ブレイブルーパスは5日、東京・秩父宮ラグビー場で昨シーズン10位のコカ・コーラウエストレッドスパークスと対戦し、34-14で勝利した。
前半11分、新キャプテンのNO8豊田真人がトライを奪って先制した東芝だったが、ブレイクダウンで苦戦し、コカ・コーラにボールをキープされ後手に回ってしまった。敵陣深くに攻め込んでも、ハンドリングエラー多発で流れを悪くする。すると34分、東芝陣内22メートルライン内側で、コカ・コーラのCTBティム・ベイトマンが相手CTB仙波智裕のキックをチャージし、逆転につながるトライが生まれた。格下とみられていたコカ・コーラが2点リードしてハーフタイムへ。
しかし、ブレイクダウンに人数をかけすぎていた部分を修正し、セットプレーからの速い初動を意識した東芝は次第に主導権を握っていった。ペナルティゴールで逆転後、63分にラインアウトからのモールドライブでHO高木貴裕がトライ。さらに69分、足が止まったコカ・コーラを崩したFLスティーブン・ベイツが敵陣22メートル内に入ると、ゴール前でWTB藤谷淳につなぎチーム3本目のトライを挙げた。ボーナスポイント(4トライ以上)獲得へ勢いにのる東芝はその2分後、自陣10メートルからSOデイビッド・ヒルのショートパントをきっかけに相手の壁をこじ開け、細かくつないで最後は途中出場CTB吉田良平がトライ。試合終了間際にはLO望月雄太にもトライが生まれ、粘るコカ・コーラを振り切った。
苦しみながらも修正力が高かった東芝は開幕から2連勝。次節は岩手でNTTドコモと激突する。今季未勝利のコカ・コーラは、13日に前王者パナソニック(三洋電機)に挑む。