オールブラックス24年ぶりの栄冠なるか 決戦の先発XVは不変
24年ぶりのエリスカップ獲得まであと1勝と迫ったニュージーランド代表(オールブラックス)。グレアム・ヘンリー監督は21日、フランスとの決勝戦(23日・イーデンパーク)に出場するメンバー22名を発表した。
先発15名は準決勝と同じメンバー。ベンチではルースFWヴィクー・ヴィトに代わり、左足首の故障から復活したアダム・トムソンが待機する。
「最後の決戦に向けて、いい準備ができた。14週間で12試合目のテストマッチということで、選手の肉体と精神はかなり疲れていると思うが、ラストフットボールだ。経験豊かなトムソンが復活したのは大きい。第1ラウンドのフランス戦で彼はいい動きを見せていたし、決勝戦では期待している」と語った指揮官。対戦相手については、「個々の能力が高く、スクラムが非常にいい。世界クラスのルースFWを擁し、バックスも鋭く襲い掛かってくる」と評した。
世界中のあらゆるタイトルを手中に収めてきた最強軍団オールブラックス。しかし、過去5回のワールドカップでエリスカップを高々と掲げることは一度もなかった。「私は長い間、選手たちとともに歩んできた。彼らは世界のトップにランクされた選手たちだが、世界チャンピオンになったことがない。ワールドカップのタイトルを獲得できればこんなすばらしいことはないだろう。リッチー(マコウ主将)以下、我々の選手たちにはその資格が十分あると思う」。
なお、決勝の舞台に立つLOブラッド・ソーンはワールドカップ史上最年長のファイナリストとなり(36歳と262日)、HOケヴィン・メアラムは偉大な英雄ショーン・フィッツパトリックと並び、最多キャップのオールブラックスHOとなる(92キャップ)。
2011ラグビーワールドカップ決勝戦は、10月23日・日曜日夜9時(日本時間:夕方5時)キックオフ!
<2011 Rugby World Cup 決勝戦 ニュージーランド代表 出場予定メンバー>
1.T・ウッドコク 2.K・メアラム 3.O・フランクス
4.B・ソーン 5.S・ホワイトロック
6.J・カイノ 7.R・マコウ(主将) 8.K・リード
9.P・ウィップー 10.A・クルーデン
11.R・カフイ 12.M・ノヌー 13.C・スミス 14.C・ジェーン
15.I・ダグ
16.A・ホア 17.B・フランクス 18.A・ウィリアムズ 19.A・トムソン
20.A・エリス 21.S・ドナルド 22.SB・ウィリアムズ