海外
2011.10.12
知将ホワイトのボクス監督復帰は4年後? ブランビーズ再建に全力
ワールドカップ連覇を逃した南アフリカでは、ピーター・デヴィリアス代表監督の退任が確実となり、4年前にスプリングボクス(南アフリカ代表)を世界一に導いた知将ジェイク・ホワイトの名が次期監督候補として急浮上したが、彼が現在指揮を執っている豪州クラブチームのブランビーズは11日、公式サイトで本人のコメントを発表し、この噂を否定した。
2004年を最後に、南半球スーパーラグビーの優勝から遠ざかっているブランビーズは今年も13位と苦しみ、再建に向けて4年契約でホワイト体制を発足させたばかり。ブランビーズ新監督は「いまはキャンベラですばらしいスタッフや選手たちと一緒に充実した時間を過ごしている。南アフリカ人として、いつかは母国に戻って代表チームを率いたいという思いはいつも持っているし、背を向けるつもりもないが、少なくとも今後4年間は100%、ブランビーズをリードし、キャンベラの人々にスーパーラグビーでの成功をお見せしたい」と語り、10月24日からの本格的始動に意欲を見せているという。
一方、エリスカップを失った南アフリカでは、指揮官だけでなく選手たちも新たなラグビー人生に向けて少しずつ動き出し、世界最高峰CTBジャック・フーリー(ストーマーズ)をめぐっては日本の複数チームが獲得に動いていると報じられた。
ワールドカップイヤーは大きな転換期であり、各方面での去就・移籍話は今後ますます盛り上がりそうだ。