ワールドカップ 2011.10.01

イングランドとスコットランドの伝統国対決 負ければ脱落の可能性

イングランドとスコットランドの伝統国対決 負ければ脱落の可能性

 2011ラグビーワールドカップNZ大会の準々決勝進出をかけ、1871年の初試合から宿命のライバル同士であるイングランドとスコットランドが今夜(日本時間16時30分キックオフ)激突する。これまで128試合を戦ってきたが、中立国で対戦するのは初めて。ワールドカップでの対戦は1991年大会の一度のみで、準決勝(マレーフィールド)でイングランドが勝利している。
 各組同様、混戦となったプールBから通過できるのは2チームのみ。ともにベスト8を逃したことは過去に一度もなく、特に2勝1敗(勝点10)で3位のスコットランドは絶対に負けられない。3勝0敗(勝点14)でトップを走るイングランドは、引き分け以上かボーナスポイント(BP)2点獲得(4トライ以上で1点、7点差以内の敗戦で1点)ならば1位通過が決まるが、BPなしで敗れれば脱落の可能性があり、緊迫した戦いが予想される。


 


 イングランドは、足首の故障が完治したPRマット・スティーヴンスが先発ポジションを獲得。初戦のアルゼンチン戦で相手HOに膝蹴りをし、2週間の出場停止となっていたLOコートニー・ロウズは処分が明け、スターティングメンバーに名を連ねた。左WTBには、通常はFB起用が多いデロン・アーミテージが入り、右WTBクリス・アシュトン、CTBマヌー・トゥイランギなど破壊力抜群のバックスが揃った。
 一方のスコットランドは、アルゼンチン戦で頭を負傷したNO8ケリー・ブラウンが欠場するが、主将のLOアレスター・ケロックが3試合ぶりに戦列復帰。太もも裏を痛めていた金髪の貴公子LOリッチー・グレイも万全の状態で最終決戦に臨む。また、PRユアン・マリーは敬虔なクリスチャンであるため、「安息日」と重なった先週日曜日のアルゼンチン戦を欠場していたが、大一番は土曜日開催ということで先発フロントローに名を連ねた。FWがパワーアップしたスコットランドは、地域を獲得し、SOジャクソンとFBパターソンのブーツにかける。


 



※ プールBの順位表
http://rugby-rp.com/wc_pool.asp?code_s=1001100010001001


 



<イングランド代表 出場予定メンバー>


 


1.M・スティーヴンス   2.S・トンプソン   3.D・コール   4.L・ディーコン   5.C・ロウズ   6.T・クロフト   7.L・ムーディー(主将)   8.J・ハスキル   9.B・ヤングス   10.J・ウィルキンソン   11.D・アーミテージ   12.M・ティンドル   13.M・トゥイランギ   14.C・アシュトン   15.B・フォーデン


 


16.D・ハートリー   17.A・コルビシエロ   18.T・パーマー   19.N・イースター   20.R・ウィグルスワース   21.T・フラッド   22.M・バナハン


 



<スコットランド代表 出場予定メンバー>


 


1.A・ジェイコブセン   2.R・フォード  3.E・マリー  4.R・グレイ   5.A・ケロック(主将)   6.A・ストロコッシュ  7.J・バークレー   8.R・ヴァーノン   9.M・ブレア―   10.R・ジャクソン   11.S・ダニエリ   12.S・ラモント   13.J・アンズブロ   14.M・エヴァンス   15.C・パターソン


 


16.S・ローソン   17.A・ディッキンソン   18.N・ハインズ   19.R・レニー   20.C・カシター   


21.D・パークス   22.N・デルーカ


 


 

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