ワールドカップ 2011.09.26

日本代表 カナダ戦に向けキャプテンズラン 肉弾戦に人数かけるか

日本代表 カナダ戦に向けキャプテンズラン 肉弾戦に人数かけるか

 ラグビーワールドカップニュージーランド大会に参加する日本代表は26日、予選プールA・カナダ代表戦に向け試合会場のネーピア・マクレーンパークでキャプテンズランを行った。
 21日、トンガ代表戦(ファンガレイ・ノースランドイベントセンター)に18-31で負けてここまで同プール4戦中3敗と、目標の「2勝」には届かなかった。22日の移動日以降は予定を変え、25日を終日オフにした。ジョン・カーワンヘッドコーチは「すごくいいです。皆、リフレッシュしました。身体いい。ゲームプランわかる。あとは自信だけ。100パーセント、日本スタイルしたい」と日本語で朗らかに話した。カナダ戦で気をつけるべきは、かねてからトンガ戦の敗因に挙げていた「ラックだけ」と言い、「最初の20分はラックをもう1人が間合い見て、チェック」。少なくとも立ち上がりは、ボール争奪局面に人数をかけることを示唆した。なお大会期間中、失点の理由に「(ボール争奪局面に)FWが寄り過ぎていた」ことを掲げる選手が複数いた。
 今大会で全試合先発出場が濃厚なWTB小野澤宏時は、「いつも調子だけは崩さないよう歳を重ねてきた。他の表現が削れて、単純に勝ちたいと思うようになっている」と話した。
 日本にとって大会ラストゲームのカナダ戦は27日、現地時間17時(日本時間13時)にキックオフ。


(文・向 風見也/ネーピア)


 

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