ワールドカップ 2011.09.13

日本代表 タウファ統悦が13日に合流

日本代表 タウファ統悦が13日に合流

 ラグビーワールドカップニュージーランド大会を戦う日本代表で、右膝靱帯損傷のため登録抹消されたNO8ホラニ龍コリニアシに代わり追加招集されたFLタウファ統悦が13日昼、ニュージーランドに到着した。報道陣が集まるオークランド・シルバーデールで、流暢かつハイテンポな日本語で喜びの声を語った。
 事前に自身がバックアップメンバーの1人だと知らされていた統悦は、万全の準備をしていた。初キャップを取得した2009年より右かかとの負傷で離脱した今春までは不動のジャパンだっただけに、「ずっとジャパンのためにがんばってきたから、準備はやめなかった。代表と近鉄のメニューを両方、やってた」。両者のメニューに違いは少ないようだが、別な2つのメニューをしているのだとあえて意識した。
 11日朝、所属先である近鉄の今里良三部長から招集の報せを受けた。「寝起きだったから、何がおきたかわからなかった」。妻のひとみさんと抱き合いながら、泣いて喜んだ。クラブハウスへの挨拶や荷造りを済ませて12日に出国、チームが滞在するオークランド・ガルフハーバーのホテルに荷物を置き、その足で取材対応に出向いた。「(今年まで)自分が日本代表にいるのが当たり前だと思ってて、怪我が治れば(再度)呼ばれると思っていた……。日本代表に初めて入った時よりも嬉しい」と飛び入りでワールドカップに参加できる喜びを語った。
 なお、この日チームはセットプレーやアタックディフェンスなどの練習を行った。


(文/向 風見也)


 

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