ワールドカップ
2011.08.22
WTB小野澤 3度目W杯に向け「いつも最後だって思いでやってます」
2003、07年と2大会連続でワールドカップに出場している日本代表WTB小野澤宏時は21日、11年大会前最後のテストマッチであるアメリカ戦(○20−14・秩父宮)に背番号11で先発出場。再三、低重心のステップで相手守備網の懐に飛び込み歓声を浴びた。決定力にあと一歩の感があった試合内容については、「(BKラインの)広さなのか、深さなのか、実行力なのか。実行力と言ったら次に繋がらない。(原因を)1個だけ切り取って言い切れない」と談話を残した。
22日の大会登録メンバーの発表については「選手がピーピー言っても何にもならない」と語った。「(アメリカ戦も含めて)いつも最後だって思いでやってます。どっちに転んでもやることは変わらない。個人で自己完結する準備をして、フィジカルもできるだけ高めて……」。5月に取材に応じた際は、「勝ちたかったな(3敗1分に終わった07年大会時の感想)が、勝ちたいなに変わった」と、今秋開幕のキャンペーンへの思いを吐露している。
(文/向 風見也)