W杯出場国で最弱評価のナミビア 主将バーガー中心に意地見せる
2011年ワールドカップ(W杯)出場国中、初出場のロシアを除いて唯一、勝利を経験したことがないナミビア。2003年大会ではオーストラリア相手に、0-142という屈辱的大敗を喫し、今回は、前王者南アフリカ、ウエールズ、フィジー、サモアとともに激戦区プールDに入ったため、またもや厳しい戦いが予想されている。
それでも、「アフリカ大陸・2番目の強豪」としての意地がある。ヨハン・ディアハート代表監督は18日、W杯スコッド最終登録メンバー30人を発表した。キャプテンを務めるのは、昨季プレミアシップ(イングランド最高峰リーグ)でサラセンズの初優勝に大きく貢献したFLジャック・バーガー。代表25キャップを持つ28歳は、かつてはブルズ(南アフリカ)でも活躍し、2009年スーパーラグビー初優勝を経験している。
2007年W杯出場組からは13人が残った。戦力的にはバックローに自信を持っており、バーガーのほか、フランス2部リーグでプレーするジャック・ニューヴェンホイス(オーリヤック)や、南アフリカ・カリーカップで力を伸ばしているロハン・キッツォフ(ウェスタン・プロヴィンス=WP)への期待は高い。
バックスでは、南アフリカとフランスラグビーを知るCTBピート・ファンセイル(ブルゴアン)と、南ア・カリーカップで奮闘中のFBダニー・デイムス(レパーズ)が中心か。
コーチ陣も力が入っており、スクラムを指導するのは、元南アフリカ代表で1995年W杯優勝メンバーであるバリー・スヴァルト。ゴールデンブーツを武器に2003年W杯に出場した元南アフリカ代表SOルイ・クーンが、キッキングコーチとしてサポートする。
<2011 Rugby World Cup ナミビア代表 最終登録メンバー>
【PR】
Johannes du Toit Raoul Larson Johnny Redelinghuys Marius Visser
【HO】
Bertus O Callaghan Hugo Horn
【LO】
Nico Esterhuyse Henk Franken Wacca Kazombiaze Heinz Koll
【FL】
Jacques Burger Tinus du Plessis Rohan Kitshoff Jacques Nieuwenhuis Renaud van Neel
【NO8】
PJ van Lill
【SH】
Eugene Jantjies Ryan de la Harpe
【SO】
Theuns Kotze TC Losper
【CTB】
Darryl de la Harpe David Philander Danie van Wyk Piet van Zyl
【WTB】
Heini Bock Conrad Marais McGrath van Wyk Llewellyn Winkler
【FB】
Chrysander Botha Danie Dames