ワールドカップ
2011.08.15
故障者続出のウエールズ代表 今度はスターCTBヘンソン離脱
13日のイングランド代表戦で右手首を脱臼し、前半30分過ぎにベンチに退いていたウエールズ代表のスターCTBギャヴィン・ヘンソンは、翌日の手術の結果、完治まで6〜8週間かかることが明らかとなり、開幕まで4週間を切ったワールドカップ出場は厳しくなった。もしスコッド入りしたとしても、9月11日の初戦・南アフリカ戦には間に合わないと思われる。
2001年6月の日本代表戦でウエールズ代表デビューを果たし、同年末には、IRB(国際ラグビーボード)最優秀新人に選ばれた花形プレーヤー。これまでレッドドラゴンズで33キャップを獲得してきたが、2003年、2007年は故障に泣き、ワールドカップとは縁がなかった。
二児を授かった国民的人気歌手シャルロット・チャーチさんと2010年5月末に破局後は、悪行が目立つようになったヘンソン。2010−11シーズン開幕前は、所属チーム(オスプリーズ)のトレーニングには参加せずテレビ番組に出演したり、移籍したトゥーロンではチームメイトとケンカ騒動を起こし解雇されるなど、代表復帰さえ絶望視されていたが、ウォーレン・ガットランド監督からチャンスを与えられ、今年6月のバーバリアンズ戦で2年ぶりのテストマッチ出場を果たしていた。
ウエールズ代表は、6日のイングランド戦でFBモーガン・ストッダートが左足を骨折。HOマシュー・リースは首の痛みが治まらず、SOスティーヴン・ジョーンズ、ルースFWライアン・ジョーンズ、PRゲシン・ジェンキンズはいずれもふくらはぎを負傷しており、故障者続出に苦しんでいる。