各国代表 2011.08.12

南ア遠征行うNZスコッド発表 主将マコウ、司令塔カーターは休養

南ア遠征行うNZスコッド発表 主将マコウ、司令塔カーターは休養

 24年ぶりのワールドカップ制覇に向けて、強化と調整を慎重に進めるニュージーランド代表は12日、今週末からの南アフリカ遠征に参加する選手25名(FW13・BK12)を発表した。今季トライネーションズ2勝0敗のオールブラックス(NZ代表)は、20日にポートエリザベスでスプリングボクス(南ア代表)と対戦する。
 ワールドカップ開幕まで1カ月を切り、グレアム・ヘンリー監督はコンディション調整が必要なベテラン勢の国内休養を選択。主将のFLリッチー・マコウ、司令塔ダン・カーター、LOブラッド・ソーン、NO8キアラン・リード、CTBコンラッド・スミス、FBミルス・ムリアイナ、PRオーウェン・フランクス、WTBシティヴェニ・シヴィヴァトゥは、アフリカには向かわない。
 その代わり、故障からの復帰組と若手にチャンスは広がった。7月末の南ア戦でほお骨を折ったPRジョン・アフォアは戦列復帰。スーパーラグビー期間中に腰回りを疲労性骨折していた万能BKアイザイア・トエアヴァ、左足の靱帯損傷により復活まで3カ月を要したPRトニー・ウッドコク、代表合宿中に太もも裏を痛めたCTBリチャード・カフイは、すでに国内大会「ITMカップ」でフィットネスに問題がないことを証明しており、今年初のテストマッチ出場を目指す。右太ももの腱を断裂したFBイズラエル・ダグは、ホークスベイのチームメイトであるWTBザック・ギルフォードとともに、13日のベイ・オブ・プレンティー戦に出場し、日曜日に南アへ向けて出発する予定。
 また、7月上旬発表の代表30人枠には入っていなかった、24歳の若手ルースFWヴィクター・ヴィトは、11日に緊急合流。スピードとオフロードに自信を持つ元7人制代表スターは、トレーニング要員との見方が強いが、試合出場となれば、約1年ぶりのキャップ獲得(7試合目)となる。
 南ア遠征団のリーダーを務めるのは、HOケヴィン・メアラム。


all blacks
<オールブラックス 南ア遠征スコッド>


 


【PR】
ジョン・アフォア(ブルーズ)    ワイアット・クロケット(クルセーダーズ)    ベン・フランクス(クルセーダーズ)    


トニー・ウッドコク(ブルーズ)


 


【HO】
ケヴィン・メアラム(ブルーズ)    アンドリュー・ホア(ハリケーンズ) 


 


【LO】
ジャラッド・ホエアタ(ハイランダーズ)   サム・ホワイトロック(クルセーダーズ)   アリ・ウィリアムズ(ブルーズ) 


 


【FL/NO8】
ジェローム・カイノ(ブルーズ)    リーアム・メッサム(チーフス)    アダム・トムソン(ハイランダーズ)    


ヴィクター・ヴィト(ハリケーンズ)


 


【SH】
ピリ・ウィップー(ハリケーンズ)   ジミー・カウワン(ハイランダーズ)   アンディー・エリス(クルセーダーズ)


 


【SO】
コリン・スレード(ハイランダーズ)  


 


【CTB】
マア・ノヌー(ハリケーンズ)   リチャード・カフイ(チーフス)   ソニー=ビル・ウィリアムズ(クルセーダーズ)


 


【WTB】
ホズィア・ギア(ハリケーンズ)   ザック・ギルフォード(クルセーダーズ)   コーリー・ジェーン(ハリケーンズ)


 


【FB/UB】
アイザイア・トエアヴァ(ブルーズ)   イズラエル・ダグ(クルセーダーズ)


 



※ LOホエアタは肩を痛めており、12日の検査次第では、トム・ドネリー(ハイランダーズ)が代役を務める。
※ 所属チームは2011年スーパーラグビー時。


 

PICK UP