超大物ＳＢＷは来年もニュージーランドでプレー　国内移籍か

ソニー＝ビル・ウィリアムズ

　今年中にニュージーランド協会との契約が満了を迎えるオールブラックスのスーパースター、CTBソニー＝ビル・ウィリアムズ（SBW）は26日、地元メディアのインタビューに答え、来年もニュージーランドでプレーすることを明らかにした。協会の正式発表はまだ行われておらず、契約の詳細は未定。
　ラグビーリーグ（13人制）、フランスラグビーを経験し、昨年末にオールブラックスデビューを果たしたウィリアムズ。代表主将のFLリッチー・マコウや、司令塔ダン・カーターと並ぶほどの稀代の天才に対し、ニュージーランド協会が国内残留を熱望する一方で、かつて3年総額約4億円のオファーを出したトゥーロン（フランス）など欧州チームや、古巣ラグビーリーグ界も獲得を狙っていたため、進路が注目されていた。海外を拠点にプレーした場合、オールブラックスにはなれない。
　注目の国内所属先は未定で、三つ巴の争いとなった。今年のスーパーラグビーではクルセーダーズでプレーしたが、チーフスとブルーズが積極的にアプローチしており、今年9月開幕のワールドカップ前には、彼の最終決断が明らかになる見込み。