海外 2011.07.24

W杯出場の望み消えた豪州PRダニングと南アSHココット 仏移籍

W杯出場の望み消えた豪州PRダニングと南アSHココット 仏移籍

MD    RC


 マット・ダニング       ローリー・ココット


 


 フランス1部リーグ・トップ14で昨シーズン5位だったビアリッツは20日、新戦力として元オーストラリア代表PRマット・ダニングを獲得したと発表した。
 2003年地元開催のワールドカップ(ナミビア戦)で代表デビューしたダニング。2008年末のバーバリアンズ戦でアキレス腱を断裂し、長期リハビリを経て2009年末のワラビーズ欧州遠征で復活するも、2010年の代表戦出場はなかった。2011年ワールドカップに向けて準備を進めるロビー・ディーンズ監督の構想には入っておらず、ヨーロッパへの移籍を決断。テストマッチ45試合出場の経験は、新天地ビアリッツで生かす。
 スーパーラグビーでは、2001年から9年間ワラタスに在籍。2010年と2011年はウェスタン・フォースで活躍し、人懐っこい笑顔と、巨体を揺らしながら懸命に走る姿が人気を集めた。


 


 ダニングと同じように、フランスで新たなラグビー人生を歩もうとしているのは、元エマージング・ボクス(南アフリカ代表予備軍)のSHローリー・ココットだ。トップ14でビアリッツのライバルであるカストルは、SHに故障者が多いことを受けて、22日にココットと短期契約を結んだと発表した。テストマッチ出場の経験がないココットだが、シャークスの一員として出場した2008年スーパーラグビーでブレイク。プレースキックの能力も高いことから南アフリカ代表入りは確実と見られたが、招集の声はかからず。今年は古巣ライオンズに戻って最後のアピールを試みるも、2011年ワールドカップ出場の夢はかなわなかった。
 2人が参戦するフランス最高峰リーグのトップ14は、8月26日に開幕する予定。


 

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