セブンズ 2011.07.12

GPシリーズで欧州セブンズ発展へ ロシアなど中堅国躍進

GPシリーズで欧州セブンズ発展へ ロシアなど中堅国躍進

 ヨーロッパのセブンズ強豪12カ国を集めて行われている「FIRA ヨーロピアン・セブンズ・グランプリ(GP)シリーズ」は、今週末の第4戦・ブカレスト大会(ルーマニア)でフィナーレを迎えるが、シリーズ3戦を終え、国際舞台ではまだ“中堅”と評価されている国々の躍進が目立っている。
 GPシリーズ第1戦(フランス・リヨン大会)、第2戦(ロシア・モスクワ大会)は、セブンズの最高峰サーキット「IRB セブンズ・ワールドシリーズ」でも優勝候補に挙がるイングランドが前評判通りの強さで栄冠を獲得したが、先週末の第3戦(スペイン・バルセロナ大会)ではロシアがGP初優勝。準決勝で王者イングランドを17-14で破ると、決勝戦ではイタリアを7-5で下し、頂点に立った。2013年セブンズ・ワールドカップの開催国であるロシアは、若手中心の編成で強化を進めており、2年後の大舞台はもちろん、2016年の夏季オリンピックでもメダル争いに絡んできそうな成長ぶりである。
 また、バルセロナ大会3位のポルトガルは、第2戦のモスクワ大会でも2位と好成績を残しており、総合ランキングで2位につけた。プール戦で、そのポルトガルからウクライナが金星を奪っており、新しい風として今後大いに期待される。
 ヨーロピアン・セブンズ・GPシリーズの現在のランキングは以下のとおり(カッコ内は獲得ポイント)。最終的に11位、12位となったチームは下部リーグに降格予定で、来季GP昇格を決めたスコットランド、ドイツと入れ替わる。



1.イングランド (50)
2.ポルトガル (45)
3.スペイン (43)
4.ロシア (38)
5.フランス (35)
6.イタリア (26)
7.グルジア (25)
8.ウエールズ (24)
9.ウクライナ (16)
10.オランダ (13)
11.ルーマニア (8)
12.モルドバ (4)


 


※ 上位の獲得ポイントは、1位(18ポイント)、2位(16)、3位(15)、4位(14)、5位(12)


 



(情報/欧州ラグビー協会)


 

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